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シャーロットには5人の弟子がいる SS⑰ 後編

※多分読んでも本国最新話のネタバレにはならないと思いますが、気になる方はbackしてください。

시험적으로 아래쪽 절반은 파파고 앱에서 번역한 한국어 SS입니다.

下半分はPapagoアプリで翻訳した韓国語SSです。

 

 

 

《ルイスター大公閣下、ならびに大公妃様〜!》

 

中央の大階段をジェフリーにエスコートされて降りていくと、沢山の貴族たちが私たちを驚きの目で見ていた。

 

「大公閣下が出席なさるなんて……。しかもご夫婦で、初めてじゃない?」

「マーベルの大魔術師が若返ったとは本当だったのか……」

「私も以前お見かけしたことがあるがそっくりだ」

 

 

「それにしても美しいな……。大公閣下と結婚してなかったら私にも……ひいっ!」

 

悲鳴が上がったほうを見ていると一人の貴族がガタガタと震えて青い顔をしてこちらを見ていた。不審に思ってジェフリーの方を見ると私を見てニッコリと笑っていた。

 

気を取り直してジェフリーと共に皇帝陛下にあいさつに向かった。

 

「やあ、よく来ましたね。プリムたちは大丈夫ですか?」

 

ジェフリーとよく似た笑顔で話す皇帝に型通りの挨拶をすませると、ジェフリーは本題に入った。

 

「プリムを出しにして本当の目的は何なのですか?」

 

皇帝相手に相変わらずの態度でものを言うジェフリーに負けず皇帝ものらりくらりとした笑顔を貼り付けたまま答えた。

 

「出しだなんて大公は相変わらず人聞きの悪いことを仰る。たまにはこういう集まりに出るのも気分転換になって良いではないですか。大公妃も今日は楽しんで行って下さい」

「ありがとうございます」

 

楽しめと言われても慣れないパーティーではおそらく靴擦れが出来ないように気にするのが精一杯だろうと、私は心の中でため息をついた。

 

皇帝との挨拶を済ませた瞬間、私たちは沢山の貴族たちに囲まれた。昔に見覚えのある貴族も中にはいるのだが、正直誰が誰だかさっぱり分からなかった。

 

適当に相槌をうっていると、会場の隅にシルバイン卿を見かけたのでそそくさとジェフリーを置いたまま他の貴族から離れた。

 

シルバイン卿は夫婦で参加していた。夫人も大公家所属の騎士で今回は私たちの護衛も兼ねている。

 

私がシルバイン卿夫妻と会話をしていると、そこに割って入る貴族がいた。エルフランシェ女公爵、挨拶もそこそこに話しかけてきた。

 

「大公閣下とご結婚されてからご夫妻に何度もパーティーの招待状を送りましたのに、一度もお見えにならなかったので少し心配していたのですよ」

 

まるで上から下まで値踏みするような目つきに少し不快感を覚えた。

 

そこにシルバイン卿が耳打ちしてきた。

 

「エルフランシェ公爵は昔何度も閣下に恋文を送ってきていたんです。まあ相手にされてなかったですけど、もう今はご結婚されてお子様もいらっしゃますが......」

 

そういうことかと思いつつ、聞き覚えのある名前に少し引っかりを覚えたが愛想笑いで切り抜けることにした。

 

会場に曲が流れ始め、何組かは踊り出していたが私は彼女の探るような会話を曖昧な返事で誤魔化していた時だった。

 

横から急に手が伸びてきて腰を抱き寄せられたので驚いて見上げると、ジェフリーが笑顔で私を見ていた。

 

「失礼、妻を返して頂きたいのだが。ロティー、一曲踊ろうか?」

「これは...閣下、ご無沙汰して──」

 

返事も待たずにジェフリーは私を会場の中央に連れ出した。

 

「おいっ、踊るなんて聞いてないぞ!」

 

慌てた私が抗議するがジェフリーは笑顔で私を引き寄せてリードしてくる。

 

「いいじゃないか、せっかく来たんだし一度くらい踊っておいても。それにエルフランシェ公爵と話すよりはいいでしょ?」

 

確かに......と思いつつジェフリーのステップに慌ててついて行く。

 

「昔を思い出すね......。あの頃君と踊ったワルツ。私は堂々と君に触れられてとても嬉しかったんだよ」

 

私も昔を思い出して、少し照れくさくなった。そもそも昔だってジェフリーに誘われるまでパーティーなんてまともに出たことがなかった。

 

教えてくれる人もいなかったし、それで困ることもなかったから踊ることができなかった。見かねたのか教えてくれたのはジェフリーだった。よく足を踏んでジェフリーを困らせたものだ。

 

「ほんと思い出すなあ。あの頃、不遜な目つきで君を見てた男たちが君にダンスを申し込むのを何度阻止したことか......」

 

「お前...そんなことしてたのか......」

 

言われてみたら当時こいつ以外と踊ったことはない。もしかしなくても昔からきっと今までジェフリーに外堀を埋められてたんだなと今更ながら空恐ろしさを感じた。

 

けれど悪い気はしないということは私も相当ジェフリーに染められたのだろう。私は久しぶりに踊ったジェフリーとのワルツを思いがけなく楽しんだ。

 

曲が終わったとき、まるで待っていたかのようにエルフランシェ公爵が駆け寄ってきた。

 

「ほほほっ、見事な踊りでしたわ。閣下、少しお話したいことがあるのですがお時間宜しいでしょうか?」

 

エルフランシェ公爵はテラスを指してジェフリーを連れ出そうとするが、ジェフリーは冷たい声で手を払いのけた。

 

「話ならこのまま聞こう」

 

少し気分を害したような顔をしたエルフランシェ公爵が咳払いをしてちらりと私を見た。

 

「人目のつかないところの方がよろしいと思いますが?」

「なら妻も一緒に行く」

「分かりました。では大公妃様も参りましょう」

 

私を巻き込むなとジェフリーを睨むが、ジェフリーは何処吹く風のような顔をして私の手を引いた。

 

私たちはテラスに出たが6月とはいえこの格好では流石に寒かった。私が思わず身震いしていると、ジェフリーは自分の着ていたコートを脱いで私にかけてくれた。

 

ジェフリーの匂いと暖かさを肌で感じ、思わず口の端が上がったその時、棘のある視線を感じた気がした。

 

エルフランシェ公爵は誰も居ないことを確認すると淡々と話し出した。

 

「閣下は昔、私の高祖母と婚約していたことを覚えておいでですか?あの婚約は当時の皇帝陛下の命令でしたが閣下が一方的に破棄したと聞いています」

 

思い出した。アカデミー時代にジェフリーを探していた時、ジェフリーの気配がする部屋で偶然聞いてしまった会話。

 

あの時ジェフリーと話していた貴族が当時のエルフランシェ公爵だったはずだ。元婚約者の玄孫か......。けれど今更なんでそんな昔の話を蒸し返すのかと怪訝に思いながらエルフランシェ公爵の次の言葉を待った。

 

「私は高祖母と面識はありませんが当時高祖母は本当に閣下のことをお慕いしていたそうで、よく母にも話していました。私は途切れた縁を繋ぎ直したいのです」

 

「つまりなんなのだ?私にはもう妻がいるし公爵も結婚しているではないか」

 

ジェフリーが心底嫌そうな顔をして先を促すと、エルフランシェ公爵はにっこりと笑った。

 

「実は皇帝陛下には既にお許しを頂いています。私の息子と閣下のご令嬢の婚約について」

 

──婚約?令嬢ってプリムのことか?まだ4歳だぞ?

 

私が驚いて固まっていると、ジェフリーが私を抱き寄せて吐き捨てるように言った。

 

「私は娘を婚約させるつもりはない。それが誰であってもだ。昔は15歳になると貴族たちは皆家門同士で婚約者を決めていたが今はもう廃れた慣習ではないか。何より娘はまだ4歳と0歳だ」

 

分かってはいたがジェフリーのキッパリとした返答に私は安堵した。けれどエルフランシェ公爵はまるで気にしていないように笑いながら言葉を続けた。

 

「4歳でしたら私の息子は7歳ですので良い年回りですわね。実は今日は私の息子を連れて来ておりますの。きっと今頃仲良くなっていることでしょう」

「話にならん」

 

微笑むエルフランシェ公爵を横目に、ジェフリーは私を横抱きにしてテラスを出て歩き出した。

 

「なんだ急に」

「子供たちを連れて帰ろう」

 

私を抱いて颯爽と歩くジェフリーはとても目立っていた。周りの視線と驚きの声や黄色い声を浴びながら私は少しだけ来たことを後悔した。

 

子供たちが集まっているパーティ会場の扉の前でジェフリーは止まった。

 

「おい、そろそろ降ろせ」

 

渋々私を降ろしたジェフリーが扉の前に立ったとき、後を追いかけてきたエルフランシェ公爵が私たちを呼び止めた。

 

「嫌ですわ閣下、子供たちに会うのでしたら私もご一緒しますのに」

 

エルフランシェ公爵を無視したジェフリーが会場の扉を開けようとした時、中から争う声が聞こえてくる。

 

そっと覗くとプリムとプリムよりいくつか歳上に見える栗色の髪の男の子が取っ組み合いの喧嘩をしていた。その近くでは何故かプリム付きの侍女が額を抑えて座り込んでいた。

 

「違うもん!違うもん!」

「本当だ!僕のお母様が言っていたんだ!大公妃は出身も怪しいげせんの者だって!きっとからだで大公をゆうわくしたんだって!けがれてるんだって!」

 

意味が分かって言っているのかは分からないが、おそらく髪色と容貌からして公爵の息子だろうということはわかった。エルフランシェ公爵は息子の言葉が聞こえていなかったのか首を傾げてこちらを見ていた。そして中を覗き込んで惨状を見て驚いていたようだった。

 

私は今更何を言われても気にならないが、プリムはきちんと意味を理解はしていないだろうが傷ついたのだろうか目に涙を溜めていた。

 

それでも使おうと思えばプリムは魔法でもオーラでも使えるのにきちんと自制していたことに少し感動を覚えた。

 

横で今にも飛び出そうと冷気を放つジェフリーを宥めつつ様子を見ていると喧嘩はプリムが優勢のようだった。素手とはいえプリムは力が強いからなと思いながら眺めていた時だった。

 

公爵子息が腰に下げていた玩具の剣を振り上げた。流石に見過ごないと出て行こうとしたが、それより速く青いオーラが玩具の剣を弾き飛ばした。

 

ジェフリーだと思って横を見るが、ジェフリーは首を振って否定した。

 

不思議に思い会場を見渡すと、観葉植物の枝を持ったルークがオーラを纏っていた。

 

「お前、教えたのか?まだ2歳にもならんのだぞ」

「ロティー私じゃないよ」

 

ブンブンと手を顔の前で振って否定するジェフリー。もう一度会場を覗いていると、公爵子息が落ちた剣を拾ってルークの方に向かって行った。そのままルークに玩具の剣を振り上げるがオーラを纏った剣(木の枝)に敵うわけがなくルークが無表情で枝を一振りしただけで玩具の剣は折れた。

 

折れた玩具の剣を見た公爵子息は大声で泣き始めた。

 

そこにエルフランシェ公爵が走り出して自分の息子を抱きしめたと思ったら舞台女優もかくやと思わせるような涙を見せた。

 

「なんということでしょう!こんなにボロボロになってしまって......閣下!私は息子が不憫でなりません!いくら大公女や大公子と言えどもこれは横暴がすぎます!」

 

どちらかというと丸腰の年下の女の子や、赤ん坊から幼児になったばかりの男の子に剣を振り上げるような子供の方が横暴な気がするのだが。

 

ジェフリーはエルフランシェ公爵の声が聞こえていないかのようにプリムとルークの元に行き、抱き上げて私の元まで連れてきた。

 

プリムの綺麗に纏められていた髪はぼさぼさで、ティアラは取れて転がっているし、ドレスも踏みつけられてボロボロになっていた。

 

「プリム、暴力はいけないことだ。でもよく力を使わないで我慢したね。とても偉かったよ」

 

私がそう言ってプリムの頭を撫でるとプリムは堰を切ったように泣き出して私の方に両手を伸ばした。

 

プリムをジェフリーから受け取って抱きしめていると、エルフランシェ公爵が金切り声を上げた。

 

「大公妃様!なぜちゃんとお叱りにならないのですか!?やはり下賎な者というのは──」

 

言いかけてハッとしたように口を抑えたエルフランシェ公爵にジェフリーは今にも攻撃しそうなオーラを纏っていた。

 

そこに安穏とした声が響いた。

 

「やあ、皆仲良くやっているかな?」

 

カステル皇帝陛下が親衛隊を従えて笑顔でこちらに歩いてきた。

 

「これは......プリム、どうしたのかな?」

 

状況を察したのか、会場にいたものから聞き取りを済ませた陛下はエルフランシェ公爵親子を眺めた。

 

「皇帝陛下!私の息子が大公女たちに辱めを受けたのです!私と息子は過去の遺恨は水に流して縁を繋ぎ直そうとしていましたのに.......」

 

「エルフランシェ公爵、子供たちは合わないようだ。私は子供たちの気が合えば将来的には婚約もあるかもしれないとは言ったが、日常的に息子の婚約者になろうという者の母親を足ざまに言って息子にまで聞かせているようでは無理な話ではないか?」

 

皇帝陛下が冷えた視線を公爵に向けて告げると、それまで黙っていたジェフリーが凍てつくような視線を公爵親子に向けて、これ以上ないほど底冷えするような声を放った。

 

「私は丸腰の子女に剣を向けるような男には絶対に娘はやらぬし、私の妻を侮辱する口を縫い付けてしまいたいくらいだ」

 

エルフランシェ公爵は自分の息子が何を言ったのか察したのか顔色が真っ青になり、小さな声で謝罪して息子を連れて会場から出ていった。

 

· · · • • • ✤ • • • · · ·

 

会場に居た者の話を総合してみるとこういうことだった。

 

公爵子息がプリムに言ったそうだ、自分とプリムは将来結婚することになると。プリムはジェフリーの言いつけを守ったのか無視していたが、それに腹を立てた公爵子息が先程のようなことをプリムに言ったらしい。

 

プリムは最初何を言われているのか分からなかったようだったけれど、それが私の悪口だと理解した瞬間激高したそうだ。そして止めに入ったプリムの侍女の額を子息が玩具の剣で叩いたことで取っ組み合いの喧嘩に発展した。

 

皇帝陛下はプリムに新しいドレスとアクセサリーをプレゼントしてくれた。子供はよく汚すからと最初から二着用意していたそうだ。

 

侍女とプリムを治癒術師に治療してもらってプリムの格好を整えたあと会場に戻ったプリムたちをこっそり見ていたが今度こそ他の子供たちと仲良く会話ができたようだった。

 

· · · • • • ✤ • • • · · ·

 

私とジェフリーがロージーのところに様子を見に行くとまだ眠っているようだった。侍女にロージーの様子を聞いていると、目が覚めたのかうつ伏せになって小さな手で柵に掴まって立ち上がろうとしているロージーが見えた。

 

ロージーはまだつかまり立ちも出来なかったはずだった。もしかして初めて立つかもしれないと、私は興奮してジェフリーを揺すった。

 

「ジェフリー!ロージーが......」

「ああ......立とうとしてる...」

 

少しずつ、でも確かにぷにぷにした小さな手足で踏ん張って立とうとしている。

 

「ロージー、頑張れ!」

「もう少しだ!」

 

私が初めて立つわけでもないのに思わず握りこぶしを作って力を入れてしまう。ジェフリーを見ると同じ事をしていて思わず笑みが漏れた。

 

──もう少し、もう少し......

 

固唾を飲んで見守っていた私たち夫婦にその瞬間は訪れた。

 

「「立った!!!!」」

 

しっかりと小さな両足を地につけて満面の笑みで私たちを見るロージーを見て、私たちは思わず抱き合って喜び合った。

 

過去も今もこれからも、愛する人たちと過ごす無数の日々の中で忘れたくない心が震える瞬間が沢山あるだろう。それを切り取って残すことは出来ないけれど、私たちは永遠に色褪せない記憶を心に刻み込んで共に生きて行くだろう。

 

紅葉のような小さな手を私たちに向かって一生懸命に伸ばしているロージーを二人で抱き上げてそのふっくらした小さな両頬にキスをした──。

 

end

 

エルフランシェ公爵家を悪者にしてしまってすみません🙇‍♀️🙇‍♀️

舞踏会なんてよく分からないのですべて適当ですが💦

普通幼児なんて連れて行かないでしょうけど創作ということで😅😅

 

 

《루이스터 대공 각하 및 대공비님~!》


중앙의 큰 계단을 제프리에게 에스코트되어 내려가자 많은 귀족들이 우리를 놀란 눈으로 바라보고 있었다.


"대공 각하께서 참석하시다니….게다가 부부 사이에 처음 아니야?"

"마블의 대마술사가 젊어졌다는 것이 사실이었는가…."

"나도 전에 본 적이 있는데 꼭 닮았다."



"그건 그렇고 아름답군…….대공 각하와 결혼하지 않았다면 저에게도……히!"


비명이 터져나온 쪽을 보고 있는데 한 귀족이 덜덜 떨고 푸른 얼굴로 이쪽을 보고 있었다.미심쩍어 제프리 쪽을 보니 나를 보고 피식 웃고 있었다.


정신을 가다듬고 제프리와 함께 황제 폐하에게 인사하러 갔다.


"야, 잘 오셨네요.프림들 괜찮아요?"


제프리와 많이 닮은 미소로 말하는 황제에게 형식적인 인사를 마치자 제프리는 본론으로 들어갔다.


"프림을 내놓고 진짜 목적이 뭐예요?"


황제를 상대로 변함없는 태도로 말하는 제프리에게 지지 않고 황제도 빈둥빈둥 웃는 얼굴을 붙인 채 대답했다.


"내놓으라니 대공께서는 여전히 남에게 듣기 싫은 소리를 하십니다.가끔은 이런 모임에 나가는 것도 기분 전환이 돼서 좋잖아요.대공비도 오늘은 즐기고 가세요."

"감사합니다"


즐기라는 말을 들어도 낯선 파티에서는 아마 구두 긁힘이 생기지 않도록 신경쓰는 게 고작일 거라고 나는 속으로 한숨을 쉬었다.


황제와의 인사를 마친 순간 우리는 많은 귀족들에게 둘러싸였다.옛날에 낯익은 귀족도 있지만 솔직히 누가 누군지 전혀 몰랐다.


적당히 맞장구를 치고 있는데, 회장 구석에 실바인 경을 발견했기 때문에 허둥지둥 제프리를 놓아둔 채 다른 귀족으로부터 벗어났다.


실바인 경은 부부가 함께 참여하고 있었다.부인도 대공가 소속 기사로 이번에는 우리 호위도 겸하고 있다.


내가 실바인 경 부부와 대화를 나누다 보니 거기에 쪼개서 들어가는 귀족이 있었다.엘프란셰 여공작, 인사도 그럭저럭 말을 걸어왔다.


"대공 각하와 결혼하신 후 부부에게 여러 번 파티 초대장을 보냈는데 한번도 안 보이셔서 조금 걱정하고 있었거든요."


마치 위에서부터 아래까지 값나가는 듯한 눈빛에 약간 불쾌감을 느꼈다.


거기에 실바인 경이 귀띔해 왔다.


"엘프란셰 공작은 옛날에 여러 번 각하께 연문을 보내왔었어요.뭐 상대하지 않았습니다만, 벌써 지금은 결혼하셔서 자녀분도 계십니다만......"


그런 줄 알면서 익숙한 이름에 약간 넋을 잃었지만 붙임성 웃음으로 헤쳐 나가기로 했다.


공연장에 곡이 흘러나오기 시작했고, 몇 조는 춤을 추기 시작했지만 나는 그녀가 찾는 듯한 대화를 애매한 대답으로 속이고 있을 때였다.


옆에서 갑자기 손이 뻗어와 허리를 끌어안아서 놀라 올려다보니 제프리가 웃는 얼굴로 나를 보고 있었다.


"실례지만 아내를 돌려받고 싶은데.로티, 한 곡 춰볼까?"

"이것은... 각하, 오랜만에 뵙게 되어--"


대답도 기다리지 않고 제프리는 나를 회장 중앙으로 데리고 나왔다.


"야, 춤춘다는 소리 못 들었어!"


당황한 내가 항의하지만 제프리는 웃는 얼굴로 나를 끌어당겨 리드해 온다.


"괜찮잖아, 모처럼 왔으니 한 번쯤 춤을 춰두어도. 게다가 엘프란체 공작과 얘기하는 것보다는 낫지?"


확실히......라고 생각하는 제프리의 스텝을 황급히 따라간다.


"옛날 생각이 나네......그때 너랑 춤췄던 왈츠.나는 당당하게 너를 만질 수 있어서 너무 기뻤어."


나도 옛날 생각나서 조금 쑥스러워졌어.원래 옛날에도 제프리(フリーにリー)가 초대받기 전까지 파티 같은 건 제대로 나간 적이 없었어.


알려주는 사람도 없었고 그래서 곤란할 것도 없었기 때문에 춤을 출 수 없었다.못 봤는지 알려준 건 제프리였다.종종 발을 밟아 제프리를 난처하게 만들곤 했다.


"정말 생각나네.그 무렵 불손한 눈빛으로 너를 바라보던 남자들이 너에게 춤을 신청하는 것을 몇 번이나 막았던 일인지......"


"너...그랬구나......"


듣고 보니 당시에 얘 말고는 춤춘 적이 없어.어쩌면 옛날부터 분명 지금까지 제프리에게 외해자를 묻혔겠구나 하고 새삼스럽게 허탈함을 느꼈다.


하지만 나쁘다는 생각은 들지 않는다는 것은 나도 상당히 제프리로 염색되었을 것이다.나는 오랜만에 춤춘 제프리와의 왈츠를 뜻밖에 즐겼다.


곡이 끝났을 때 마치 기다렸다는 듯이 엘프란체 공작이 달려왔다.


"호호호, 멋진 춤이었어요.각하, 말씀 좀 드릴 게 있는데 시간 괜찮으세요?"


엘프란체 공작은 테라스를 가리키며 제프리를 데리고 나오려 하지만 제프리는 차가운 목소리로 손을 털어냈다.


"얘기라면 그냥 듣자"


약간 기분이 상한 듯한 얼굴을 한 엘프란체 공작이 헛기침을 하고 힐끗 나를 쳐다보았다.


"눈에 띄지 않는 곳이 좋을 것 같은데요?"

"그럼 아내도 같이 가겠다."

"알겠습니다.그럼 대공비님도 가시지요."


나를 끌어들이지 말라고 제프리를 노려보지만 제프리는 어디 부는 바람 같은 얼굴로 내 손을 끌었다.


우리는 테라스에 나갔지만 6월이라고는 하지만 이 차림으로는 역시 추웠다.내가 무심코 몸을 떨자 제프리는 자신이 입고 있던 코트를 벗어 나에게 걸어주었다.


제프리의 냄새와 따뜻함을 피부로 느꼈고, 무심코 입꼬리가 올라간 그때 가시 돋친 시선을 느낀 것 같았다.


엘프란셰 공작은 아무도 없는 것을 확인하자 담담하게 말문을 열었다.


"각하께서는 옛날에 제 고모할머니와 약혼하셨던 것을 기억하세요?그 약혼은 당시 황제 폐하의 명령이었지만 각하께서 일방적으로 파기하신 것으로 알고 있습니다."


생각났어. 아카데미 시절에 제프리를 찾던 중 제프리의 기척이 나는 방에서 우연히 듣게 된 대화.


그때 제프리와 얘기하던 귀족이 당시 엘프란셰 공작이었을 것이다.전 약혼자의 현손인가...... 그런데 새삼스럽게 왜 그런 옛 이야기를 되살리느냐고 의아해하며 엘프란체 공작의 다음 말을 기다렸다.


"저는 고할머니와 안면이 없지만 당시 고할머니는 정말 각하를 사모하셨다고 해서 어머니께도 자주 말씀하셨습니다.저는 끊긴 인연을 다시 잇고 싶습니다."


"그러니까 뭐야?나는 이미 아내가 있고 공작도 결혼하지 않았느냐."


제프리가 진심으로 싫은 얼굴로 앞을 재촉하자 엘프란체 공작은 빙그레 웃었다.


"사실 황제 폐하께선 이미 허락을 받았습니다.제 아들과 각하의 따님의 약혼에 대해서"


약혼? 아가씨는 프림을 말하는 건가?아직 4살인데?


내가 놀라서 굳어 있는데 제프리가 나를 끌어안고 내뱉듯이 말했다.


"나는 딸을 약혼시킬 생각이 없다.그게 누구든 말이다.옛날에는 15세가 되면 귀족들은 모두 가문끼리 약혼자를 정했는데 지금은 이미 낡은 관습이 아닌가.무엇보다 딸은 아직 4살과 0살이다."


알고는 있었지만 제프리의 단호한 답변에 나는 안도했다.그러나 엘프란체 공작은 전혀 개의치 않는 듯 웃으며 말을 이었다.


"네 살이면 제 아들이 일곱 살이니 나이가 많으시겠어요.실은 오늘은 제 아들을 데리고 왔어요.아마 지금쯤 친해질 거예요."

"말도 안 돼."


미소 짓는 엘프란체 공작을 곁눈질하며 제프리는 나를 옆으로 끌어안고 테라스를 나와 걷기 시작했다.


"뭐야 갑자기"

"아이들 데리고 가자."


나를 안고 씩씩하게 걷는 제프리는 아주 눈에 띄었다.주위의 시선과 놀란 목소리와 노란 목소리를 받으며 나는 조금 온 것을 후회했다.


아이들이 모여 있는 파티장 문 앞에서 제프리는 멈췄다.


"야, 이제 내려놔."


마지못해 나를 내려준 제프리가 문 앞에 섰을 때 뒤를 쫓아오던 엘프란체 공작이 우리를 불러 세웠다.


"싫어요, 각하, 아이들을 만난다면 저도 함께 할 텐데요."


엘프란셰 공작을 무시한 제프리가 행사장 문을 열려고 할 때 안에서 다투는 소리가 들려온다.


살짝 들여다보니 프림과 프림보다 몇 살 위로 보이는 밤색 머리의 남자아이가 몸싸움을 벌이고 있었다.그 근처에서는 왠지 프림이 달린 시녀가 이마를 누르고 주저앉아 있었다.


"아닌걸! 아닌걸!"

"정말이야! 우리 엄마가 그러셨구나!대공비는 출신도 수상쩍은 놈이래! 분명 몸으로 대공을 떠들어댔다고! 다쳤대!"


뜻을 알고 하는 말인지는 모르겠지만 아마도 머리색과 용모로 미루어 공작의 아들일 것이라는 것은 알 수 있었다.엘프란셰 공작은 아들의 말이 들리지 않았는지 고개를 갸웃거리며 이쪽을 바라보고 있었다.그리고 안을 들여다보다 참상을 보고 놀란 듯했다.


나는 새삼스럽게 무슨 말을 들어도 신경이 쓰이지 않지만 프림은 제대로 의미를 이해하지는 못하겠지만 상처받은 것일까 눈에 눈물이 고이고 있었다.


그래도 쓰려면 프림은 마법이든 오라든 쓸 수 있는데도 제대로 자제하고 있었다는 게 조금 감동을 받았다.


옆에서 당장이라도 뛰쳐나오려고 냉기를 내뿜는 제프리를 달래며 상황을 지켜보니 싸움은 프림이 우세한 듯했다.맨손이라고는 하지만 프림은 힘이 세서라고 생각하며 바라보고 있을 때였다.


공작 아들이 허리에 차고 있던 완구의 검을 쳐들었다.역시 지나치지 않겠다며 나가려 했지만 그보다 빠르게 푸른 아우라가 완구의 검을 튕겨냈다.


제프리인 줄 알고 옆을 바라보지만 제프리는 고개를 흔들며 부인했다.


이상하게 여겨 회장을 둘러보니 관엽식물 가지를 든 루크가 아우라를 두르고 있었다.


"너 가르쳤니?아직 두 살도 안 됐어."

"로티 나 아니야"


윙윙 손을 얼굴 앞에서 흔들며 부정하는 제프리.다시 한 번 행사장을 들여다보다 공작 자제가 떨어진 검을 주워 루크 쪽으로 갔다.그대로 루크에게 완구의 검을 치켜들지만 아우라를 두른 검(나뭇가지)을 당할 리 없어 루크가 무표정하게 가지를 한 번 흔들었을 뿐 완구의 칼은 부러졌다.


부러진 완구의 검을 본 공작 자제는 큰 소리로 울기 시작했다.


거기에 엘프란셰 공작이 뛰쳐나와 자신의 아들을 껴안았다고 생각하니 무대 여배우도 감쪽같이 눈물을 보였다.


"무슨 말씀이세요!이렇게 너덜너덜해져서......각하!저는 아들이 불쌍해 죽겠어요!아무리 대공녀나 대공자라 해도 이건 횡포가 너무 심해요!"


어느 쪽인가 하면 엉거주춤한 연하의 여자아이나 갓난아기가 된 남자아이에게 검을 쳐드는 것 같은 아이가 횡포인 것 같은데.


제프리는 엘프란체 공작의 목소리가 들리지 않는 듯 프림과 루크에게 가서 안아 올려 내 곁으로 데려왔다.


프림의 깔끔하게 묶인 머리는 부스스했고 티아라는 떨어져 나뒹굴었고 드레스도 짓밟혀 너덜너덜했다.


"프림, 폭력은 안 되는 거야.그래도 힘을 잘 쓰지 않고 참았네. 아주 훌륭했어."


내가 그렇게 말하며 프림의 머리를 쓰다듬자 프림은 봇물 터지듯 울음을 터뜨리며 내 쪽으로 두 손을 뻗었다.


프림을 제프리로부터 받아 안고 있는데 엘프란체 공작이 쇳소리를 냈다.

 

"대공비님! 왜 제대로 혼내지 않으십니까!?역시 하천한 자라는 것은--"


말을 건네며 깜짝 놀란 듯 입을 억제한 엘프란체 공작에게 제프리는 금방이라도 공격할 것 같은 아우라를 휘감고 있었다.


거기에 안온한 목소리가 울렸다.


"야, 다들 잘 지내나?"


카스텔 황제 폐하가 친위대를 거느리고 웃는 얼굴로 이쪽으로 걸어왔다.


"이건...프림, 무슨 일일까?"


상황을 짐작했는지 회장에 있던 것부터 알아듣기를 마친 폐하는 엘프란체 공작 부자를 바라보았다.


"황제폐하! 제 아들이 대공녀들에게 수모를 당한 것입니다!나와 아들은 과거의 유한은 물에 흘려 인연을 다시 맺으려 했는데."


"엘프란셰 공작, 아이들은 안 맞는 것 같다.나는 아이들 마음이 맞으면 장차 약혼도 있을지 모른다고 했지만 일상적으로 아들의 약혼자가 되려는 자의 어머니를 발버둥치며 아들에게까지 들려주는 것은 무리가 아닌가?"


황제 폐하가 싸늘한 시선을 공작에게 고하자 그때까지 잠자코 있던 제프리가 얼어붙는 듯한 시선을 공작 부자를 향해 더없이 시린 목소리를 냈다.


"나는 엉거주춤한 아이에게 칼을 겨누는 남자에게는 절대 딸은 주지 않을 것이고, 내 아내를 모욕하는 입을 꿰매 버리고 싶을 정도다." 


엘프란셰 공작은 자신의 아들이 무슨 말을 했는지 살폈는지 안색이 새파랗게 질려 작은 소리로 사과하고 아들을 데리고 행사장에서 나갔다.

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회의장에 있던 사람들의 이야기를 종합해 보면 이런 것이었다.


공작 아들이 프림에게 말했대, 자신과 프림은 장차 결혼하게 된다고.프림은 제프리의 분부를 지켰는지 무시하고 있었는데, 그것에 화가 난 공작 자제가 조금 전과 같은 말을 프림에게 한 것 같다.


프림은 처음에 무슨 말을 하는지 모르는 것 같더니 그게 내 욕이라는 걸 이해하는 순간 격앙됐다고 한다.그리고 말리기에 들어간 프림의 시녀 이마를 자제가 완구 검으로 두드리며 몸싸움으로 발전했다.


황제 폐하는 프림에게 새 드레스와 액세서리를 선물해 주었다.아이는 자주 더럽힌다고 처음부터 두 벌을 준비했다고 한다.


시녀와 프림을 치유술사에게 치료받고 프림의 모습을 갖춘 뒤 공연장으로 돌아온 프림들을 몰래 보고 있었는데 이번에야말로 다른 아이들과 사이좋게 대화를 나눌 수 있었던 것 같았다.

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나와 제프리가 로지에게 상황을 보러 가니 아직도 잠이 든 것 같았다.시녀에게 로지의 상태를 묻고 있는데 눈을 떴는지 엎드려 작은 손으로 울타리를 잡고 일어서려는 로지가 보였다.


로지는 아직 붙잡히지도 못했을 것이다.혹시 처음 설지도 모른다고 나는 흥분해서 제프리를 흔들었다.


"제프리! 로지가..."

"아아......서려고 해..."


조금씩, 하지만 확실히 탱탱한 작은 손발로 버티고 서려 하고 있다.


"로지, 힘내!"

"다 왔어!"


내가 처음 서는 것도 아닌데 무심코 주먹을 만들어 힘을 주고 만다.제프리를 보자 같은 짓을 하고 있어서 저도 모르게 미소가 새어나왔다.


조금만 더, 조금만 더......


고침을 삼키고 지켜보던 우리 부부에게 그 순간은 찾아왔다.


""일어났다!!!!""


단단히 작은 두 다리를 땅에 붙이고 함박웃음으로 우리를 바라보는 로지를 보며 우리는 저도 모르게 부둥켜안고 기뻐했다.


과거에도 지금도 앞으로도 사랑하는 사람들과 보내는 무수한 나날 속에서 잊고 싶지 않은 마음이 떨리는 순간들이 많이 있을 것이다.그것을 잘라내서 남길 수는 없지만 우리는 영원히 퇴색하지 않을 기억들을 가슴에 새기고 함께 살아갈 것이다.


단풍잎 같은 작은 손을 우리를 향해 열심히 뻗고 있는 로지를 둘이서 안아올려 그 통통하고 작은 두 뺨에 키스를 했다--.


end


엘프란쉐 공작가를 나쁜 사람으로 만들어버려서 죄송합니다🙇🙇

무도회라니 잘 모르기 때문에 모두 적당하지만💦

보통 유아는 데리고 가지 않겠지만 창작하는 걸로😅😅